...一番独逸の工場の盛んなるエッセン...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...「じゃこうエッセンス」と書いた壜をだして...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...数滴――茶さじ半分――のエッセンスをステッキの綿にたらしこんだ...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...丁子も近頃はエッセンスを売っているから...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...新著『循環論証の新世界観と錯覚自我説』とは氏の哲学のエッセンスで...
辻潤 「錯覚自我説」
...門外の俳人たちはこれらのどれにもすがりつかないでしかもあらゆるものを取り込み消化してそのエッセンスを固有日本人の財産にしてしまったように見える...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...そうして蒸留された国民思想のエッセンスを森羅万象(しんらばんしょう)に映写した映像の中に「物の本情」を認めたのである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...しかもその一つ一つの象形文字のような夢内容は驚くべく多様な夢思想の圧縮されたエッセンスであり...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...そのエッセンスを奪われるか...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この皇道主義(皇道そのものではなくその主義だということを特に注意せよ!)という日本主義イデオロギーのエッセンスが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...俗情のエッセンスだとでも名付けるよりほかはない...
中原中也 「我が生活」
...十七世紀に至る二千年の音楽のエッセンスを...
野村胡堂 「楽聖物語」
...それほど風變りなエッセンスが...
堀辰雄 「プルウストの文體について」
...ドイツ文学のエッセンスを知ることになると同時に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...何分間かのエッセンスとして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...エッセンスに漬けた標本みたいないい生活なんてあるものではないのだし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...畢竟「能」は吾人の日常生活のエッセンスである...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...畢竟(ひっきょう)「能」は吾人の日常生活のエッセンスである...
夢野久作 「能とは何か」
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