...「パンの会」はそうしたヌウボオ エスプリの現われであって...
高村光太郎 「ヒウザン会とパンの会」
...馥郁たるこの科学的エスプリは...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...文芸創作(乃至之に直接して享受)のエスプリ・精神・を意味する方が...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...ましてエスプリが諸芸術様式の間に有っている共通性・流動性・は...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...文学というものをば文芸に於けるエスプリだと見るなら(そして事実そういう風にも日本語では用いられている)寧ろ之を芸術全般に渡るエスプリと見るのが...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...尠くとも一般からは却て短歌より発展して出来たものとされてゐる新短歌が却てその精神(エスプリ)に於て俳句に近いといふことを注意してみたかつたまでである...
中原中也 「新短歌に就いて」
...西洋文藝思潮の最も本質的なエスプリを代表してゐる...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...併せて文学的エスプリの本質なのだ...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...よく詩集のエスプリを言ひ當てたと思つた批評は...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...旺盛なエスプリを失つてしまつてゐる...
林芙美子 「浮雲」
...「こいつはみょうな機智(エスプリ)を持っている...
久生十蘭 「だいこん」
...如何に器量がよくてもエスプリのない女は美人とは言い得ないわけである...
藤島武二 「画室の言葉」
...油絵画家は最後まで所期のエスプリに向って追求の筆を止めるべきではないのである...
藤島武二 「画室の言葉」
...同時にエスプリが足りないということである...
藤島武二 「画室の言葉」
...誰もが皆どこかに日本人としてのエスプリを持っているに相違ないにも拘らず...
藤島武二 「画室の言葉」
...エスプリを見得ない批評はむしろ無用の長物である...
藤島武二 「画室の言葉」
...エスプリのない作品は決して後世に遺ることができない...
藤島武二 「画室の言葉」
...またあるときはフランス語でエスプリと香気との風を吹かせよう...
三木清 「私の果樹園」
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