...たしかあれはエコーラリイ(反射症状)だと看護婦が教えて呉れた...
梅崎春生 「幻化」
...診察室や廊下で顔を合わせるエコーラリイの患者である...
梅崎春生 「幻化」
...エコーラリイというのは...
梅崎春生 「幻化」
...ブラウン管の膜面におどるエコーの映像を指してダイヤルをまわしながら...
海野十三 「怪星ガン」
...エコーがもどってきます」「なるほど...
海野十三 「怪星ガン」
...が無理もない、気の弱いものならびっくりして、クーロアールからまっさかさにころがり落ちたに相違ない、その時の近藤君の顔ときたら、友だちながらすっかり愛想がつきた、雪焼けで鼻の頭がまっ赤にただれて、ところどころは皮がむけて下の正味が顔を出しているその上に、塗った塗った監獄の塀だってああきたなくは塗らない、一面に雪焼けのおまじないに、グレッチェル・クレームをなすりつけて、それが下手な鏝(こて)細工みたいに、桃色のまだらになってるからたまらない、なんだい君の顔は!どうしたんだい、君の顔は! 冗談じゃない!二人の声でふりむいたガイドは、声を合わせてウァッハッハと笑った、私たちもたまらなくなってウァッハッハと笑った、ウァッハッハはクーロアールに反響して、ゴーンと陰気にこだまをかえす、と、エコーにつれて、夏の短か夜はしらじらと明けかかる、もう午前五時であった...
辻村伊助 「登山の朝」
...昨日稽古した「エコー」と云うのを歌う...
寺田寅彦 「高知がえり」
...」「どの新聞です?」「そう、グローブ、スター、ペル・メル、セント・ジェームジズ、イヴニング・ニューズ・スタンダード、エコー、あとは君の思いつく限りの新聞へ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...「ここを見たまえ!」それはその日のエコー紙で...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...エコー新聞には、彼を馬鹿にした邪悪な小文が毎週現われた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その故にまたロゴン・エコーンである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...「あれはなんという流派(エコール)の絵か知らないけど...
久生十蘭 「キャラコさん」
...三檣大艦メジューズ号、アルギュス号、エコー号、運送船ロアール号に輸送指揮官ショーマレー海軍中佐、新総督シュマルツ大佐、警備軍司令官ボアシニョン中佐以下、技師、科学者、牧師、医師、三個中隊三百名の兵士、植民団の一行を乗せ、一八一六年(ナポレオンがセント・ヘレナへ流された翌年)六月十七日、フランスの西海岸エークス島を出帆したが、指揮官ショーマレー中佐の乗った大艦メジューズ号は、七月二日の午後三時、アフリカ西海岸アルグーインの岩礁に乗りあげて大破してしまった...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...そのほうの作戦は出来ているのか」するとレーノオ大尉は、こちらにはメジューズ、エコー、アルギュスと新鋭艦が三艘もある...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
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