...或る人は餘りに奴隷ではないか? 或る人は餘りにペダンティックであるまいか? 又或る人は單なるエキゾティック趣味の追及者たるに止まるのではあるまいか? 甚だしきに至ると...
會津八一 「音樂に就いて」
...ほとんど何人(なんぴと)もこれに対してエキゾティックな興味を感じえないまでに...
芥川龍之介 「松江印象記」
...なんという異国情調的(エキゾティック)な香なんだろう...
海野十三 「西湖の屍人」
...エキゾティックな美しさがあるのですけれど...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それ自身にすでにどことなくエキゾティックな雰囲気がつきまとっているのであるが...
寺田寅彦 「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」
...すべてのエキゾティックなものに憧憬(どうけい)をもっていた子供心に...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...或いは外国文化は西欧精神というようなエキゾティックなもので...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...そして伝統の内に――万葉や源氏をひもとく場合だ――却ってエキゾティックなものを見ようとさえするのが...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...そこには多分にエキゾティックな肉感的な感じを混入し...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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