...ウームと苦悶(くもん)する人の声...
海野十三 「空襲警報」
...ウームという身震いの出るようなうめき声...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...山脇玄内こと成瀬九十郎門弟次平こと銭形平次殿へ「ウーム」平次は思わず唸(うな)りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ウーム/\とねた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ウーム! と唸つたが...
牧野信一 「お父さんのお寝坊」
...ウームと腕ぐみをして考えこんでいるあんばいでした」「箱を開(あ)けて?」「へい...
吉川英治 「江戸三国志」
...駄目だろうと存じますンで」「ウーム...
吉川英治 「江戸三国志」
...『ウーム、成程(なるほど)、網袋(あみぶくろ)に詰っている』いくら見ていても見飽(みあ)かない山岡屋の顔つきだった...
吉川英治 「魚紋」
...それがしの天稟(てんぴん)はその二ぐらいにしか当りますまい」「ウーム...
吉川英治 「三国志」
...だからいやだ」「ウーム...
吉川英治 「神州天馬侠」
...その忍法部に署名(しょめい)されているものは――百地流(ももちりゅう)霧隠才蔵(きりがくれさいぞう)(浪人(ろうにん))魔風流(まかぜりゅう)魔風来太郎(まかぜらいたろう)(伊賀郷士(いがごうし))同流(どうりゅう)永井源五郎(ながいげんごろう)(浪人)愛洲移香流(あいずいこうりゅう)天狗太郎(てんぐたろう)(浪人)戸沢流(とざわりゅう)猿飛佐助(さるとびさすけ)(浪人)甲賀流(こうがりゅう)虎若丸(とらわかまる)(甲賀郷士(こうがごうし))などという人々で、その名を見るからに菊池半助のこんどの試合(しあい)はすこぶる苦境(くきょう)にあるらしく、「ウーム、猿飛もきているか……」と、うめくようにいって顎(あご)をおさえたままかがんでいる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「ウーム……」範綱は...
吉川英治 「親鸞」
...「ウウーム」爪を怒らせて迫った猛虎が...
吉川英治 「親鸞」
...「ウーム、こう見ていると、背骨の髄(ずい)まで凍(こご)えてきそうだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ウームという人の呻(うめ)き――忍び頭巾をまとった影がゴロゴロとのた打って転げだした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...見のがしてやって下さい」「ウーム」と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...「ウーム、もう二本...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...大きな願い事が」「ウーム...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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