...提灯の数が追い追いたくさんになって来て淵のまわりをウロウロしている...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...ウロウロその辺を見廻しながら...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...ウロウロして居るところへ...
野村胡堂 「女記者の役割」
...変な野郎がこの路地の外をウロウロしてるようだ」「…………」「俺は病人だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ウロウロしていたんだから変じゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心の臟を破つて返り血が傷口から噴(ふ)き出さないわけはねえ」「――」「廊下でウロウロしてゐる新六さんは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御隱居さんがお勝手でウロウロしてをりました」お兼の話は恐しい暗示でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして萬次は暫らくウロウロしてをりましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...路地の中にウロウロして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...唯ウロウロするばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...落着きなくウロウロしだした...
久生十蘭 「あなたも私も」
...支局の連中や通信員がウロウロしていますから...
久生十蘭 「あなたも私も」
...立山丸にいるのだと思いこんで下艙へ寝に行くためにウロウロと艙口を探しまわった...
久生十蘭 「ノア」
...そいつが私たちの間をウロウロしはじめた...
三好十郎 「冒した者」
...自殺など胴忘れしてああしてウロウロしている...
三好十郎 「冒した者」
...その人の好い平凡な――アヴェレヂな日本人大衆の中の一人の女として戦争中から戦後をウロウロと生きて来て...
三好十郎 「恐怖の季節」
...よその土地へ流れて行つてウロウロしなきやならねえんだ! なるほど此の俺あ...
三好十郎 「地熱」
...紳士録というものがあるから東京市中をウロウロする必要ナンカないのであるが...
夢野久作 「創作人物の名前について」
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