...サッサと膳をお洗い……ほんとにウスノロだね」とおかみさんにでも怒鳴られようものなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...漂流人らしいウスノロ氏の闖入にまかせて...
中里介山 「大菩薩峠」
...ウスノロ氏が、ニヤリニヤリと笑いながら、いよいよ近く寝台に寄って来るのを、軽いいびきを立てている当の主(ぬし)は、いっこうさとろうとはしません...
中里介山 「大菩薩峠」
...新来のウスノロ氏は...
中里介山 「大菩薩峠」
...度(ど)すべからざるはウスノロ改めマドロス氏で...
中里介山 「大菩薩峠」
...ウスノロ!」やがて...
中里介山 「大菩薩峠」
...越後獅子を踊りますよ」ウスノロのマドロス君は...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロス君がまたウスノロの本色を現わして...
中里介山 「大菩薩峠」
...あのウスノロのどこがいいんだ――と歯噛みをする者もある...
中里介山 「大菩薩峠」
...逃げて行くウスノロ氏の後ろへ向けました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ウスノロが食料品徴発と出かけたものなんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...今までのウスノロではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...身ぶるいしたいほど嫌なウスノロではあるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ウスノロ!」田山白雲が取って押えると...
中里介山 「大菩薩峠」
...ウスノロと馬鹿娘の駈落者を一対完全に取押えた...
中里介山 「大菩薩峠」
...無論ウスノロとは比較にならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...ウスノロぶりがだいぶ引きしまってきたようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...出来ないうちはともあれ、出来た以上は仕方がない、出来たにしても、どちらか一方に不満がある時は、またそれはどうにか手段があろうけれど、毛唐であれ、ウスノロであれ、出来てしまっている上に、二人とも、憎くない、好き合っているということになってみては、もう、文句の無いところだ、許してやるさ、明るく二人を扱ってやることさ、少なくとも、冷たい扱いをしないで可愛がってやるがいいさ……こういうように、同情心を以て対するものですから、二人も、七兵衛の温かい心に非常な感謝の念を持っているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
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