...「インチキだね、これは」池があって鯉が何匹も泳いでいた...
梅崎春生 「狂い凧」
...どうも頗(すこぶ)るインチキものだということですよ」「なにインチキだ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...そいつは飛行機のとびだす方向と逆に動くとかいいましたね」「そのとおりです」「いやそれがインチキだというのです...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...この銀玉はインチキかな)そう思って私は手を伸(のば)しかけたとき...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...そんなインチキなことがあろうはずはありません...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...ビクともしないじゃないかッ! うわッはッはッ」「インチキ公吏を葬れ」だの...
海野十三 「深夜の市長」
...とんだ仕掛のあるインチキ盃だった...
海野十三 「大使館の始末機関」
...インチキ証明書を書かぬとは言えないだろうし...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...インチキのふしぎ国探検でありました...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...インチキなのをつかまされたのか...
高見順 「いやな感じ」
...例のインチキカフヱーのマイナス五十銭を払ふたのは近来の大出来だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...然しこれは今述べたようにこの大芝居に重味をつけるためのインチキに過ぎぬ...
久生十蘭 「魔都」
...インチキをして抑えられたり...
火野葦平 「花と龍」
...世間からどんなにインチキだと思われている劇団の本だって...
三好十郎 「好日」
...旅行者を荒す強窃盗やインチキ賭博を仕事にしておりましたが...
夢野久作 「暗黒公使」
...インチキ、ペテン、ヨタも亦(また)、甚しい...
夢野久作 「爆弾太平記」
...買った別荘地がとんだインチキもので...
蘭郁二郎 「鱗粉」
...ついで普伝の法螺吹き・インチキ師としての性格や所行を数え上げ...
和辻哲郎 「鎖国」
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