...僕の心の中には常に主(テーゼ)と客(アンチテーゼ)とがある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...主(テーゼ)と客(アンチテーゼ)とが相對して可なり才走つた會話を交換してゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...アンチモンと言ったって...
犬田卯 「荒蕪地」
...和達さんというアンチモニーの匙(さじ)を初めて拵えた半分商人で半分職人の人がよく来て...
高村光太郎 「回想録」
...アンチウム市と呼ぶがごとき...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...手提げの底へ忍ばせて来たアンチソラチンを出がけにそっと...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...プリアミデース・*アンチポス群集中に槍飛ばす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...正に不敵なるアンチマコスの生める子か?神にひとしき*オヂュシュウスもろとも先に使者として...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...565つづきて衆の面前にアンチロコスに憤ほる王メネラオス立ち上る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...エディプにアンチゴオヌがいなかったならば……こう想像することは吾々には堪え難い...
豊島与志雄 「故郷」
...ブルジョアジーとは個人の発見と個人の自己解消なる二元的アンチノミー的概念を意味する...
中井正一 「壁」
...いわゆるブルジョワジーとは一つのアンチノミーである...
中井正一 「リズムの構造」
...そのアンチノミーは弁証法的とよばれもする...
中井正一 「リズムの構造」
...パイプはぜんぶアンチモン鍍金の鉛の管になっている...
中谷宇吉郎 「異魚」
...キャンヌ――ジャン・レ・パン――アンチーブ...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...かかる趣味に対するアンチトード〔反発〕もまたすべての人に共通して存在するであろうと思う...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...アンチョヴィトースト...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「アンチャク・ゴコウイシャス」という電報がそちらからかえったら来て居りましたから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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