...そしてアンコール...
大阪圭吉 「三狂人」
...自分はその限りないアンコールに応じて...
太宰治 「人間失格」
...アンコールをしているのです...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...一としきり立つと又止んでしまう、又アンコール、………二度も三度も繰り返して、とうとういくら手を叩(たた)いても聴かれなくなると、踊った男は相手の女の後に従ってお供のように護衛しながら、一同ぞろぞろとテーブルの方へ帰って来ます...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...SH氏(し)はこのアンコールに応(おう)じて...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...素直にそのさわりのアンコールを繰返すところは...
中里介山 「大菩薩峠」
...アンコール十回に及んで聴衆の感動は白熱するばかりであった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...アンコールに何を歌ったかもわからない癖に...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...仏印のアンコールトムのバイヨンに似てゐると思ひ...
林芙美子 「浮雲」
...アンコール盛、「モン・パゝ」を一とくさり歌ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...栗のプディングがうまいのでアンコール...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...でも変ってゝうまいのでアンコール...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...アンコールを受けようと舞台の前に進み出たとき...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...アンコール、アンコール、アンコールと望みたい――などゝ云ひ過ぎて妻君に反感を持たれたりした、――で、それだけ方々の芝居を見て、それが一番面白かつた(これは僕ばかりではない、観客全部の大喝采なのだ...
牧野信一 「川蒸気は昔のまゝ」
...そして指でハープを打って「アンコール」(もう一つ)という心持ちを示(しめ)した...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...この日アドリナ・パティはアンコールに「ホーム・スイート・ホーム」をうたいました...
三浦環 「お蝶夫人」
...何度アンコールにおじぎしても拍手がやまない...
三浦環 「お蝶夫人」
...手をつないで軽く軽く踊る、どこかの隅から花束が贈られる、可愛い愛嬌でそれを受とめ、アンコール、アンコール...
三岸好太郎 「上海の絵本」
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