...たけの締めてゐたアヤメの模様の紺色の帯は...
太宰治 「津軽」
...尾瀬沼より沼山峠下まで延長拾五丁、甘草の花と化し、その内セキショウ、アヤメの満開は、山人の如き拙(つたな)き筆にては書き尽すことはならぬ...
平野長蔵 「尾瀬沼の四季」
...アヤメやスイレンが金色に咲き誇っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...この謡のアヤメがぐらついているところを探偵し...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そしてじつはこの美花を開くアヤメでなければ「しほらしや」が利かない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...これらは悉(ことごと)く同属ネジアヤメの名である...
牧野富太郎 「植物記」
...今例を挙げて言えばアヤメ...
牧野富太郎 「植物記」
...下位子房(かいしぼう)のある花はすこぶる多く、キュウリ、カボチャなどの瓜(うり)類、キキョウの花、ナシの花、ラン類の花、アヤメ、カキツバタなどの花の子房はみな下位でいずれも花の下、すなわち花の外に位(くらい)している)があり、子房の上は花筒(かとう)となり、この花筒の末端(まったん)に白色の六花蓋片(かがいへん)が平開(へいかい)し、花としての姿を見せよい香(か)を放っている...
牧野富太郎 「植物知識」
...だれでもアヤメ科中の Iris 属のものと思っているでしょう...
牧野富太郎 「植物知識」
...今日(こんにち)ではアヤメと呼べば一般にそうなっているからだ...
牧野富太郎 「植物知識」
...この本当のアヤメの名は...
牧野富太郎 「植物知識」
...この謡(うた)はその中にあるアヤメがこんがらかって...
牧野富太郎 「植物知識」
...古名(こめい)のアヤメで今のショウブのことであるから...
牧野富太郎 「植物知識」
...この花も同属のアヤメ...
牧野富太郎 「植物知識」
...その構造はアヤメやカキツバタと少しも変わりはない...
牧野富太郎 「植物知識」
...昔はこれをアヤメといった...
牧野富太郎 「植物知識」
...これを採(と)るのを「アヤメ引く」といった...
牧野富太郎 「植物知識」
...アヤメとツバメの手拭はうちにもつかっています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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