...日本語に之を重訳(ちようやく)して罪過と謂(い)ふは稍々(やゝ)穏当ならざるが如(ごと)しと雖(いへど)も、世にアイデアル、リアルを訳して理想的、実写的とさへ言ふことあれば、是れ亦(また)差して咎(とが)むべきにあらず...
石橋忍月 「罪過論」
...あの人はエストニア孤児救済委員会の委託金を着服してそれで亜米利加(アメリカ)から理想(アイデアル)印しの妻楊枝(つまようじ)を輸入したのです...
谷譲次 「踊る地平線」
...アイデアル・センセーション...
夏目漱石 「模倣と独立」
...人物の善悪を定めんには我に極美(アイデアル)なかるべからず...
二葉亭四迷 「小説総論」
...天涯高く飛び去りて絶対的の物即ち理想(アイデアル)にまで達したる也...
山路愛山 「唯心的、凡神的傾向に就て(承前)」
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