...そして蜜蜂に体のめぐりをわんわん飛び廻らせながら一人一人やってきて大きな手で私の手を堅く握ってくれた...
有島武郎 「フランセスの顔」
...岡崎の「わんわん」という凧も...
淡島寒月 「凧の話」
...あいかわらずわんわんとはげしくほえ立てている...
海野十三 「恐竜島」
...わんわんと犬のほえるこえがきこえてきました...
海野十三 「電気鳩」
...ただわんわんと吠ゆるばかりだという...
太宰治 「畜犬談」
...そのわんわんという声が暗い店の空間を占領して...
谷譲次 「踊る地平線」
...罵詈や女の金切声やでわんわん言っている方へ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...わんわんと云ってみるのだ...
豊島与志雄 「オランウータン」
...初さんの言葉がわんわんわんと自分の耳へ跳(は)ねっ返って来る...
夏目漱石 「坑夫」
...離(はな)れるなかけ足(あし)はや足(あし)エツサツサわんわん犬(いぬ)めはクンクン小屋(こや)から出(で)てくるワンと吠(ほ)えワンと吠(ほ)え吠(ほ)えたら這(は)つて來(こ)いわんわんここぢやお手(て)鳴(な)る方(はう)へ――這(は)つて來(こ)い廻(まは)つて來(こ)い三べん廻(まは)つておぢぎをせわんわん忘(わす)れた元(もと)の道(みち)を忘(わす)れたあつち...
槇本楠郎 「赤い旗」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...わんわんと“不毛を食う”強力な営みをなしているのが散所の民だった...
吉川英治 「私本太平記」
...のべつ釜の湯が鳴るような声がわんわんする...
吉川英治 「私本太平記」
...わんわん泣きぬいていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...わんわんと沸(わ)いていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...馬蠅(うまばえ)までわんわん立つ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...わんわん泣き喚(わめ)きながら二...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...息子の方はわんわん泣いている...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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