...その話を聞いた老人夫婦は内心この腕白(わんぱく)ものに愛想(あいそ)をつかしていた時だったから...
芥川龍之介 「桃太郎」
...腕白(わんぱく)の強がりが...
泉鏡花 「縁結び」
...家人に対して大胆にていはゆる湾泊(わんぱく)を極めたりき...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...幸ちゃんは、わんぱくもので、一日じゅう外で遊んでいる子でしたから、夜になるまでは、おとうさんも、おかあさんも、心配しませんでしたが、暗くなって、だんだん夜がふけても帰ってこないので、大さわぎになりました...
江戸川乱歩 「天空の魔人」
...」腕白(わんぱく)な菊五郎よ...
薄田泣菫 「茶話」
...諒闇の世を憚らぬ狩なればこれや殺生関白(せつしやうくわんぱく)と云ふと...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...子供の時分には腕白者(わんぱくもの)でけんかがすきで...
夏目漱石 「僕の昔」
...三歳の腕白小僧(わんぱくこぞう)の一時の感情にとどまるか...
新渡戸稲造 「自警録」
...腕白(わんぱく)たちでして」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...腕白(わんぱく)さ限(かぎ)りなく...
樋口一葉 「曉月夜」
...夫(それ)でもと椀白(わんぱく)も言(い)へず...
樋口一葉 「曉月夜」
...あるところに一人の腕白小僧(わんぱくこぞう)が居った...
火野葦平 「糞尿譚」
...……お竜ちゃんの家には私の嫌いな腕白(わんぱく)の兄や弟たちがいるので...
堀辰雄 「幼年時代」
...わんぱくどもは石を投げ...
與謝野寛 「妄動」
...腕白(わんぱく)友達じゃ...
吉川英治 「脚」
...当時(とうじ)からの腕白仲間(わんぱくなかま)の鍛冶屋(かじや)の虎之助(とらのすけ)や桶屋(おけや)の市松などと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「たいへんだよ」「おうちの腕白(わんぱく)が本能寺の濠へ落ちたとさ」逸(いち)はやく...
吉川英治 「新書太閤記」
...遊びざかりの腕白(わんぱく)になっただけである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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