...その晝は晴れわたるべく...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...君戀ひわたる貴人(あてびと)が...
ステファンヌ・マラルメ Stephane Mallarme 上田敏訳 「ソネット」
...なに思ふらむ啄木(きつつき)のつくづくわたる歌の枝...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...響きわたるさまは...
海野十三 「崩れる鬼影」
...そして彼の近来いよいよ高まる人気――全国にわたる彼のすばらしい人気について事こまかに語るのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...わたしは細目にわたることにする――板 八ドル・〇三五 大部分は仮小屋の板屋根と側面との屑こけら板 四・〇〇木舞 一・二五古物窓二個...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...淡紫に煙りわたる山々の単調さ――こうしたすべてが彼を憂欝にするのだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...かく燦爛と日は出でゝ戰場廣く照りわたる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...月さえわたる庭にきて蝉をな追ひそ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...稲荷橋をわたると...
永井荷風 「町中の月」
...過去十数年にわたる苦心の結果...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...一ヵ年と四五ヵ月にわたる空白(ブランク)時代がはさまっている...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」
...八時間にわたる激戦に...
吉川英治 「上杉謙信」
...幾世にもわたる罪悪の府...
吉川英治 「大岡越前」
...近江(おうみ)丹波にわたるこの位置...
吉川英治 「新書太閤記」
...数世紀にわたる治民と繁栄をこの時に約した...
吉川英治 「新書太閤記」
...サアーッと四里四方にもわたる白雨が激戦の跡を洗ってゆく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...諸国にわたる神社仏閣の印が捺(お)してある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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