...我々は一週間にわたる旅をしたのであるが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...三 持久戦争は長期にわたるを通常とし...
石原莞爾 「戦争史大観」
...こがれ憧(あこが)れわたるかな...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...山風澄みわたる笠をぬぐ蓮の葉に雨の音ある旅の夕ぐれ今日は酒を慎しんだ...
種田山頭火 「行乞記」
...荒れわたる海の怒濤の中で惨めに戦(ふる)へてゐる私を発見した...
田山録弥 「心の階段」
...「今や国政を一新し内外にわたる国策を断行し...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...彼の身体のうちに伝わりわたる喜悦の波...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...来たるべき幾世紀間にわたる豊饒(ほうじょう)な巨大な生命だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...津田の質問があまり煩瑣(はんさ)にわたるので...
夏目漱石 「明暗」
...ミリミリと家じゅうがきしみわたる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「打方(うちかた)始め!」少佐のどら声が夕空にひびきわたる...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...何年にもわたるお前の献身...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...輝きわたる人間の真情のままが躍動したら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...典膳と一刀斎との半刻(とき)にもわたる仕合は...
吉川英治 「剣の四君子」
...まる四年にわたる迂作の連載中に...
吉川英治 「随筆 新平家」
...筑波三郡にわたる常陸源氏の宗族だ...
吉川英治 「平の将門」
...阿波へわたる船出の間際に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...また三日にわたるあいだの彼女の好意にも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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