...彼の影響は14世紀にわたる素晴らしいもので...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...遠雲がくれにわたる鳥の身がろき翼も捨てなましや...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...身体じゅうに沁(し)みわたるように思えた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...われわれが知ろうとする歴史上の事実のすべてにわたる知識を供給するものではない...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...場面はロンドンとパリーとフランスの田舎とにわたる...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...次にエントロピーは一つの系全体にわたる積分として与えらるる性質のものであって...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...三度にわたる訪問は...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
......
長谷川時雨 「九条武子」
...彼女の四十年間にわたる大量生産のおかげで...
服部之総 「蓮月焼」
...この人類全体の過去の努力と永遠にわたる望みを...
羽仁もと子 「おさなご」
...――この二囘にわたる露西亞滯在は彼の生涯に一轉機を劃せり...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...十二月の二回にわたる発表(神田花月...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...ちよつとしたことでも六疊の間にひびきわたる音があるものだが...
室生犀星 「神のない子」
...浮世をわたる心配も...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...四国九州にわたる宮方の危険な兆(きざ)し...
吉川英治 「私本太平記」
...五里にわたる夜営陣であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...長い後世にわたる芸林の源泉をせせらぎ出していた人があったという...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...年ごとにする驚きよさびしさよ梅の初花をけふ見つけたりうめ咲けばわがきその日もけふの日もなべてさびしく見えわたるかなこれらは『砂丘』に載つてゐるので...
若山牧水 「樹木とその葉」
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