...わずかな他人のことばにたてついて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...泣くことの幸福を知るわずかな人々が...
永井隆 「長崎の鐘」
...ごくわずかな斜めの照明をすると...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...城に人が住んでいるほんのわずかな徴候でも見たことはなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...まだわずかなチャンスが有り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...二月二十日ごろの柳の枝がわずかな芽の緑を見せているようで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かえってわずかな間であっただけに...
室生犀星 「玉章」
...どんなわずかなことにかかっているか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わずかな小遣で手をたたいたり何かして歌っている...
柳田国男 「故郷七十年」
...その時山の中のわずかな畠地で...
柳田国男 「年中行事覚書」
...そうして、たそがれにいたると、正成は、糧倉の物や、わずかな酒も、すべて取り出させて、「思うざま、名残りを尽せ」と、全城に振舞った...
吉川英治 「私本太平記」
...それにせよ金剛山をめぐるわずかな一地方に...
吉川英治 「私本太平記」
...左右わずかな人数をつれて...
吉川英治 「新書太閤記」
...わずかな留守居しか残されておるまい」山絵図(やまえず)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...わずかな間(ま)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...一度の飯代にと残しておいたわずかな銭を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...貨幣価値が銀行が買入れるべき価格と売出すべき価格とのほんのわずかな差額以上に...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...わたくしのわずかな接触の間にも...
和辻哲郎 「露伴先生の思い出」
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