...人間わずかな寿命のうちに専門学がいくらも修るものでない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ご自分たちのわずかな地位をまもるのに小心翼々の努力をしているのを見て...
太宰治 「正義と微笑」
...現世とはただわずかな糸でつながって...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...わずかな愛情を得るためには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わずかな親しい仲間内だけでひそかに――ある者は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただわずかな花が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わずかな間に、小鳥がたべてしまったはずもありません...
豊島与志雄 「山の別荘の少年」
...わずかな間しかリュクサンブールに止まっていなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼はただわずかな擦過傷(かすりきず)を受けたのみだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わずかな疎開荷物の中から...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...舷窓(げんそう)のわずかな光を頼りに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...わずかなことから彼は...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...そしてわずかな抵当品でもないものかと眼を皿にして梯子段を登つたり降つたりしたが...
牧野信一 「沼辺より」
...国内の穀物の産額が国内消費量とちょうど等しくなりまたはわずかながらこれを超過するや否や...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...北門の一方からわずかな兵と共に...
吉川英治 「三国志」
...中納言経顕(つねあき)らのわずかな公卿が...
吉川英治 「私本太平記」
...買うておかんか、木綿針、絹針、京の縫針)日吉は、諸国の町を呼び歩きながら、わずかな利で、生きて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...わずかながらも財を貯え...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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