...わざわざエジプトの医師の処方を求めによこしたくらいである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...貴方(あなた)何(なん)だと思(おも)ひます――故(わざ)とね――青山(あをやま)の墓地(ぼち)へ行(い)つて...
泉鏡太郎 「艶書」
...わざとらしい延びをしたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」外交官はわざと落着き払つて言つた...
薄田泣菫 「茶話」
...貧賤にして治療する能(あた)わざるもの甚だ衆ければ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...改めてわざわざ決定して見せる必要のない事柄である...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...わざわざお寺の前を二三度往き来したこともあった...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...ざわざわ立ち騒いでいるような気配がする...
永井隆 「長崎の鐘」
...わざと樫貪(けんどん)に要(い)らざる用を命じて見たりした...
夏目漱石 「道草」
...吉沢先生はわざわざお父さんに逢って下さって...
三浦環 「お蝶夫人」
...軽業芸(かるわざげい)をつくして広大な空の下で...
室生犀星 「生涯の垣根」
...わざわざ稀な例を求めるまでもないことを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...モンテーニュはわざとそこまでいわないが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わざと眼を外らすやうな振りをした...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...張(ちょうがい)の仕業(しわざ)です...
吉川英治 「三国志」
...笑ったな」「笑わざるを得ない」「盗(ぬす)ッ人(と)の小謡(こうた)というやつ...
吉川英治 「三国志」
...また児戯に似た業(わざ)とも見直したように苦笑していた...
吉川英治 「私本太平記」
...わざわざ骨肉のあなた様へお命じなさらなくても」「もう...
吉川英治 「源頼朝」
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