...かれもそのための苦しみのわけ前を受けなければならないのであつた...
田山録弥 「島からの帰途」
...必ずハイエナがわけ前にあずかるものだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...獲てきた食物をみんなで分けあって食っていたわけ前(モイラ)――後にはそれが運命という言葉の意味をもってきたのであるが――がもはや協同のものではなくして...
中井正一 「美学入門」
...自分のわけ前だけを標本に造つてゐた...
牧野信一 「剥製」
...皆自己のわけ前であり...
吉川英治 「親鸞」
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