...南無大慈大悲の泥烏須如来(デウスにょらい)!邪宗(じゃしゅう)に惑溺(わくでき)した日本人は波羅葦増(はらいそ)(天界(てんがい))の荘厳(しょうごん)を拝する事も...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...こわくてたまらなくなって...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...すこしもこわくはありません...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...いつも霊感がわくわけじゃないよ」「じゃあ...
海野十三 「火星探険」
...二十面相のおもわくはガラリとはずれて...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...ねがわくは、ある大妖術者(だいようじゅつしゃ)が出現して、社会の幹から、天才の手に触れて始めて鳴り渡る弦をそなえた大琴を作らんことを祈る...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...それが唯一のもので他には「曰(い)わく」はないと確言した...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...眩惑(げんわく)の底に流れているものは...
徳田秋声 「仮装人物」
...その思わく通りどこの何という家(うち)の門(かど)へおろすようにしろと云いつけた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...まるで城廓(じやうくわく)だね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それに似た蠱惑(こわく)的な響きがあって...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...願わくばその女郎あがりの女豪傑の美人も見たいもんだ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...女はだれも皆こわくてたまるまいという気のした夜だったからね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...坐っていて眼の高さに小さな窓のような枠(わく)があり...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...涌谷(わくや)から御異議がまいりました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...老齢の父親も、涙によわく、子の眼を見ると、すぐ自分の瞼も、赤くした...
吉川英治 「大岡越前」
...願わくば、どう多士済々か、どう人間らしいのがいるか、つまびらかに、その才能をうかがいたいものだが」と、何のおそれ気もなく云い放った...
吉川英治 「三国志」
...長い見通しにも思惑(おもわく)をかけ...
吉川英治 「新書太閤記」
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