...ますます狼狽(ろうばい)のいろをあらわしています...
海野十三 「怪塔王」
...このことが俺の心に与えたものは喜びというよりは狼狽(ろうばい)だった...
高見順 「いやな感じ」
...かえってこっちが狼狽(ろうばい)して...
太宰治 「鴎」
...いよいよ狼狽(ろうばい)して...
太宰治 「帰去来」
...大いに狼狽(ろうばい)した...
太宰治 「佐渡」
...あるときには角帯に白足袋という恰好で私を狼狽(ろうばい)させ赤面させた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...彼がひどく狼狽(ろうばい)している様子を察して...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...バスクとニコレットとはすっかり狼狽(ろうばい)して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...皆々狼狽(ろうばい)して逃げ隠れようとする...
中里介山 「大菩薩峠」
...狼狽(ろうばい)してことを乱すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友が狼狽(ろうばい)しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...保母が責任を感じて狼狽(ろうばい)しているわりに...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...ちょうど蝋梅(ろうばい)が咲きはじめましたので...
山本周五郎 「いさましい話」
...彼を狼狽(ろうばい)させ...
山本周五郎 「風流太平記」
...ややろうばいして腰をうかすと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鶯は狂喜のあまり狼狽(ろうばい)したかのように...
吉川英治 「松のや露八」
...武蔵はいよいよ狼狽(ろうばい)して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ルパンはこの一言(いちごん)がいかに彼女を狼狽(ろうばい)させたかを知った...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??