...ここにおいて狼狽(ろうばい)し...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...警視庁の狼狽(ろうばい)ぶりが目に見えるようだ...
海野十三 「地中魔」
...これは無論彼自身の狼狽(ろうばい)を隠すための無意味な言葉に過ぎなかったのでしょうが...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...もう少し恐怖と狼狽(ろうばい)とを示す簡潔で有力な幾コマかをフラッシュで見せたい...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...欧州の狼狽者(ろうばいしゃ)流は曰く仏国にありと...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...彼は狼狽(ろうばい)して帰って来ながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...洞窟(どうくつ)から出でたる者を脅かし狼狽(ろうばい)させる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何でござるてな……」彼等は狼狽(ろうばい)したが...
中里介山 「大菩薩峠」
...きっと狼狽(ろうばい)して吃(ども)り出すに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...極度の狼狽(ろうばい)と動顛(どうてん)とを以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く狼狽(ろうばい)して失態を演じたが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...どうするつもりだ」と源次郎は狼狽(ろうばい)した...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...――城内の兵は周章狼狽(しゅうしょうろうばい)...
吉川英治 「三国志」
...喪心狼狽(そうしんろうばい)...
吉川英治 「三国志」
...驚愕狼狽(きょうがくろうばい)して...
吉川英治 「三国志」
...武蔵はいよいよ狼狽(ろうばい)して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...却(かえ)ってひどく狼狽(ろうばい)したようであった...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
...いずれにしても狼狽(ろうばい)の結果であった...
和辻哲郎 「地異印象記」
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