...船の中の連中(れんじゅう)は...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...ほかのれんじゅうとはまったくかわっていることに気がつきました...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...また旧弊な連中(れんじゅう)は...
泉鏡花 「婦系図」
...先夜主人(あるじ)が「ミゼラーブル」の話を聞いて息をのんだ連中(れんじゅう)である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...横着(おうちゃく)で我儘(わがまま)な連中(れんじゅう)は...
永井荷風 「夏の町」
...この連中(れんじゅう)を見ている...
夏目漱石 「三四郎」
...従五位(じゅごい)まで買った連中(れんじゅう)は金さえあれば何でも出来るさと金庫を横目に睨(にら)んで高(たか)を括(くく)った鼻先を虚空(こくう)遥(はる)かに反(そ)り返(か)えす...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...「あの連中(れんじゅう)は世の中を何と思ってるだろう」「何とも思うものかね...
夏目漱石 「野分」
...さっきの商人見たような連中(れんじゅう)もいるんだから」「あんなのがいるから...
夏目漱石 「野分」
...ちゅうちゅう食ってた連中(れんじゅう)が...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...この日や天気晴朗とくると必ず一瓢を携えて墨堤に遊ぶ連中(れんじゅう)を云うんです」「そんな連中があるでしょうか」と細君は分らんものだから好(いい)加減な挨拶をする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...けれどもコンナ連中(れんじゅう)のお供をしては際限がない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...午後は四時過でなければ帰って来ぬ連中(れんじゅう)だから昼の中(うち)は家内が寂然(しん)とする程静かだった...
二葉亭四迷 「平凡」
...わたしは連中(れんじゅう)を連(つ)れてへさきのほうへ退(しりぞ)いた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...お蔵前の札差御連中(ふださしごれんじゅう)...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「とうとう恐ろしい連中(れんじゅう)の事が発表になっちまったね...
森鴎外 「食堂」
...あの唱歌会の連中(れんじゅう)がこの汽車に乗っているだろうか...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...気のはやい連中(れんじゅう)が十七文(もん)の松明(たいまつ)をふりたて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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