...板倉とああ云う仲になってからは貯金の必要を感じ出すと共に吝嗇(りんしょく)になり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...経綸(けいりん)を一代に行うの抱負が無く...
中里介山 「大菩薩峠」
...「さうら」と卯平(うへい)は後(あと)から五厘(りん)の銅貨(どうくわ)を庭(には)へ投(な)げてやつた...
長塚節 「土」
...ところがその音が何時かりんりんという虫の音に変って...
夏目漱石 「それから」
...輪廓(りんかく)は橋口五葉君に画いて貰ったのを春陽堂に頼んで刷らせて居る...
「文士の生活」
...店の方では電話が仕切なしにちりんちりんと鳴っている...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...凛々(りん/\)と響き渡るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...幻燈の花輪車(かりんしゃ)のように...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...森林(しんりん)とは山(やま)や丘(をか)の一面(いちめん)に...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...日本(につぽん)の森林帶(しんりんたい)の話(はなし)...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...「馬は生きてゐるんだぞう――ぶくりん!」と憤つた...
牧野信一 「月あかり」
...おまけにりんごが三つ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...それを暴力で蹂躪(じゅうりん)された結果...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あらゆる人権を蹂躙(じゅうりん)して...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...』末が赤いめりんすで包んだ双子(ふたご)の弁当を持つて来た...
與謝野晶子 「帰つてから」
...其(その)女性を攻撃するのも弱者を蹂躙(じうりん)するニイチエズムに外ならない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...期せずして会す黄龍(こうりゅう)舟(ふね)を負うて孟津(もうしん)を渉(わた)る……何処だろう?何者が歌うのであろう?凛々(りんりん)...
吉川英治 「三国志」
...恵林寺(えりんじ)の楼門(ろうもん)へしずかにのぼっていった...
吉川英治 「神州天馬侠」
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