...しばらく七転八倒(しちてんばっとう)していたが...
海野十三 「少年探偵長」
...それがばっと煙をあげて...
海野十三 「地球発狂事件」
...「ふんじばっといて殺すなんて……」「なに? えらそうな口をきくじゃねえか」俺の捨(す)て科白(ぜりふ)を聞き咎(とが)めて男が...
高見順 「いやな感じ」
...七転八倒(しちてんばっとう)の苦しみでした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...三人組の強盗が抜刀(ばっとう)で上村(かみむら)の豪農の家にはいって...
田山花袋 「田舎教師」
...物蔭よりむらむらばっと現われ出でた...
中里介山 「大菩薩峠」
...下は裾(すそ)までばっと視線を乱している中に...
夏目漱石 「永日小品」
...縄へさばっといて下さいや」おろおろした母の声も聞えた...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...しゃちこばっとるなあ...
火野葦平 「花と龍」
...支那人仲仕が大層えばっとってな...
火野葦平 「花と龍」
...娑婆でのさばっとる奴等の方に...
火野葦平 「花と龍」
...静かな声がどうしたんだい」「こっちで考えてることをずばっと見ぬいちゃうんですよ...
山本周五郎 「季節のない街」
...ことに人夫(にんぷ)を使っているものなどは抜刀(ばっとう)をさげて指揮(しき)しているありさま...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ばっと一躍するなり武松を搏(う)ッた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こいつだが」「もしや?」ばっと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おかしいじゃございませんか」「喧嘩を売るのか」ばっと...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...えーいっ」ふた声、寝言(ねごと)で人を斬るような気合をかけたので、若者部屋の者が、がばっと、総立ちに起き上がって、夜半(よなか)に、大笑いをしたこともあった...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...「まだ、知らないのかしら」寝ている者の抱いている木剣を、彼女が取りのけようとするのと、がばっと、武蔵が刎(は)ね起きたのと、一緒だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索