...こんなずばっとしたことを時々やります...
上村松園 「わが母を語る」
...電灯をつけようと、スイッチを探していると、ばっと、突き刺すような閃光(せんこう)が、窓の隙間(すきま)から入ってきた...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...それがばっと煙をあげて...
海野十三 「地球発狂事件」
...残らずの人が七顛八倒(しちてんばっとう)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...手代の福三郎は七顛八倒(しちてんばっとう)の苦しみを始め...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...藤屋の万兵衛が七顛八倒(しちてんばっとう)の苦悶をつづけているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...きばっとったとじゃもの」私は...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...縄へさばっといて下さいや」おろおろした母の声も聞えた...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...支那人仲仕が大層えばっとってな...
火野葦平 「花と龍」
...ばっとひったくった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...もう資本のはけ口も大ていつまったさうぢゃないかね」僕はあっけらかんとしてとう/\サヴェート同盟を東西から攻撃しはじめた二人を見守った「それでは」と僕は尋ねた「君らの僕に対する忠告に一口にいへばなんといってしかるべきだらう?」ばっと...
槇村浩 「長詩」
...聞いてやる」と、吉宗は、膝の下の敷物を、抜き取るように、ばっと、外へ投げすてて、「さ...
吉川英治 「大岡越前」
...ことに人夫(にんぷ)を使っているものなどは抜刀(ばっとう)をさげて指揮(しき)しているありさま...
吉川英治 「神州天馬侠」
...胴元の男が、幾枚かの穴あき銭を両の掌に入れ、振り音を聞かせて、ばっと、場に投げる...
吉川英治 「平の将門」
...えーいっ」ふた声、寝言(ねごと)で人を斬るような気合をかけたので、若者部屋の者が、がばっと、総立ちに起き上がって、夜半(よなか)に、大笑いをしたこともあった...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...ばっと面(おもて)に血のいろをうごかした...
吉川英治 「源頼朝」
...「まだ、知らないのかしら」寝ている者の抱いている木剣を、彼女が取りのけようとするのと、がばっと、武蔵が刎(は)ね起きたのと、一緒だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ずばっと突き入れようとした時...
吉川英治 「夕顔の門」
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