...それから相手がよろよろする間(ま)に一生懸命に走り出した...
芥川龍之介 「春の夜」
...ふたりのいるまえをよろよろするうち...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...うまれたままの暖かさでお前はよろよろする...
大手拓次 「藍色の蟇」
...お作がその機(はずみ)によろよろすると...
田中貢太郎 「妖怪記」
...胸にかかへたりしてよろよろするまでもつづける...
中勘助 「銀の匙」
...足許がよろよろするのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の声は威嚇されるたびによろよろする...
夏目漱石 「永日小品」
...ブロックがよろよろする膝で立ち上がり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...いつの間にかお前の若さに負けてしまってよろよろするのだ...
室生犀星 「みずうみ」
...こっちへよろよろするありさまでしたから...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ならずもの」
...ファントはゴオドのよろよろするのに手をかして...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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