...肩すかしを食ってよろめくような...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...よろめくような走りかたをはじめたのです...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...たじたじとよろめくような大きな人影がうつったかと思うと...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...よろめくような彼らの足音が...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...よろめくような歩き方だった...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...よろめくような足音が階段を上ってきて...
豊島与志雄 「反抗」
...畳の上によろめくような翳(かげ)を落している...
久生十蘭 「キャラコさん」
...よろめくような足どりで戻ってきた...
久生十蘭 「金狼」
...濛気(もうき)の幕によろめくような機影を曳きながら飛んでいたが...
久生十蘭 「雲の小径」
...崩れ残った煉瓦のチムニーや円柱はよろめくような長い影をひき...
久生十蘭 「だいこん」
...なんともいえないおそろしい瞬間……気が遠くなる前のあのよろめくような感じ……地面が足の下でぐらりとゆれる...
久生十蘭 「だいこん」
...脇間から出てよろめくような足どりで霊代(たましろ)のほうへ進んで行く...
久生十蘭 「だいこん」
...よろめくような足取りでじぶんの独房(セリュウル)へ帰ってゆく...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...おぼつかないよろめくような胴間声(どうまごえ)で言った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...」とそのよろめくような...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...よろめくような声で...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
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