...何かと評判よろしく候まま...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...よろしく頼むといってはいるものの...
伊藤左千夫 「奈々子」
...それはよろしくない...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...弟が世話になつた禮を芥川によろしく言つてくれと言つてゐた...
小穴隆一 「二つの繪」
...正月五日夜漱石虚子君乍末筆御令閨へよろしく御鳳声願上候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...これからも、よろしく...
太宰治 「新樹の言葉」
...坪井の叔母さまによろしく...
辻村もと子 「早春箋」
...先生のお目のだいぶよろしくなったとおっしゃるのを喜ばずにはおられません...
中里介山 「大菩薩峠」
...よろしくやって「不可抗力」ということにしてお茶を濁すのが礼儀なのである...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...よろしく願っておけばかまわない...
夏目漱石 「三四郎」
...メリヘイブン令夫人にはよろしく計らいますから」「これでやっと解放されます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...宋はそれにてよろしく候ひなん...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...技術の専門家にだけ取らせてしまうのはよろしくない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御結婚の最初の日の儀式が精進物のお料理であることは縁起のよろしくなく見えることであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あまり好意をも持たれぬ一段劣った婿で出入りをされるのはよろしくないとまあこんなふうな忠告をある人がしたのだそうです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いったい何処がよろしくてそんなに御寵愛なさるのですか)すると信長は...
吉川英治 「新書太閤記」
...よろしく中庸(ちゅうよう)を得てゆくことだ...
吉川英治 「親鸞」
...どうかお引立てをおねがいいたします」お喜代は、旦那の斧四郎へ、そう云って彼を紹介(ひきあ)わせてからまた、お菊ちゃんへも、「よろしく」と、云った...
吉川英治 「松のや露八」
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