...ここでトゥロンでも年寄った人々がよりより相談して...
有島武郎 「かたわ者」
...自分がそれ等の人々よりより多く「非近代的」である事を恃(たの)み...
石川啄木 「性急な思想」
...答へたまはく「時時(よりより)往往(ところどころ)にして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...わたしはウォールデンのそばに住んでいるよりより近く神と天国に近づくことはできない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...よりより師匠へ縁談のことについて相談をしておられました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...申すではないか」「よりより聞いておりますが――」「何んと思うな?」「浪人共の...
直木三十五 「南国太平記」
...よりよりその実行にうつりつつあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...よりより相談をした...
中島敦 「狐憑」
...よりより探査の歩を進めていた際だ...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...それより後よりより余も注意して字引をしらべ見るに余らの書ける楷書(かいしょ)は大半誤れる事を知りたれば左に一つ二つ誤りやすき字を記して世の誤を同じくする人に示す...
正岡子規 「墨汁一滴」
...上ではよりより詮議の最中――此の事を聞いた時拙者は其方(そなた)を思い出した...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...よりよりわしの筮竹(ぜいちく)をたのみにして駆けつけてまいるが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それは今よりより一段馬鹿になれと教えることとさして変る所がない...
横光利一 「新感覚論」
...寄々(よりより)...
吉川英治 「三国志」
...「……よりよりに夜のふけて...
吉川英治 「私本太平記」
...寄々(よりより)一族の密議があったとも聞いています...
吉川英治 「私本太平記」
...寄々(よりより)...
吉川英治 「新書太閤記」
...市場価格によってのみ影響されなければならぬ者よりより少い費用で...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??