...」墓地の門そとに、ひとり、年よりのこじきがいて、よぼよぼ、松葉づえにすがっていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...元気でな」一人はよぼよぼと...
梅崎春生 「狂い凧」
...まっくらな原っぱをよぼよぼと歩いていきます...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...よぼよぼの老人だけで...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...そこにはよぼよぼした老人の姿があった...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...よぼよぼの老いた車夫が町に買い物に行った田舎の婆さんを二人乗りに乗せて重そうにひいて行くのもあれば...
田山花袋 「田舎教師」
...よぼよぼの小男で...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...こうしてイワンはよぼよぼの牝馬(めうま)を一匹だけ残され...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...しかし酷(ひど)くよぼよぼの爺(じい)さんである...
中島敦 「名人伝」
...それはよぼよぼの年とった牛で...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...よぼよぼ牛をくびきからはずして...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...こんな季節のつづく間ぼくのさびしい訪問者は老年の よぼよぼした いつも白粉くさい貴婦人です...
萩原朔太郎 「青猫」
...掏摸はよぼよぼに近い老人...
火野葦平 「花と龍」
...よぼよぼした老爺たちまでが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
... よぼよぼの うさぎじゃないのか...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「ばにばにきょうだいのはなし」
...よぼよぼ腰の老人芸のなかに匿れてはゐなかつた...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...よぼよぼの老人となり果てるように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...よぼよぼな老馬といえども...
吉川英治 「宮本武蔵」
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