...老人は夜業(よなべ)を始め出す...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...皆あれが夜績(よなべしごと)でのこしたものだよ...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...夜作(よなべ)をしているのであろう...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...夜作(よなべ)をしてゐるのであらう...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...お松は夜業(よなべ)をしている与八のところへ来てホロホロと泣きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ一軒だけ燈火(あかり)をつけて夜業(よなべ)をしていたのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...伸餅(のしもち)は夜業(よなべ)に俎(まないた)を茶の間まで持ち出して...
夏目漱石 「門」
...死んだ女房が夜業(よなべ)に縫ってくれたらしい縞(しま)の財布の中には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...亥刻(よつ)(十時)近くまで夜業(よなべ)をしてゐたさうです」八五郎の話が本當なら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜業(よなべ)をしまったあとで時折買うものだと...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...今夜も夜業(よなべ)の槌音(つちおと)高く...
吉川英治 「江戸三国志」
...夜業(よなべ)して暮してるに」「男は...
吉川英治 「新書太閤記」
...夜業(よなべ)に挽(ひ)いて下された黍粉だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...夜業(よなべ)をしていた...
吉川英治 「平の将門」
...夜業(よなべ)に絵の具をなすッていた半斎...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...夜業(よなべ)に飼蚕(かいこ)でもやろうというくらいなお杉(すぎ)婆あさんであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...老母を囲んで夜業(よなべ)の手内職をしている兄妹(はらから)がある...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そんな晩――夜業(よなべ)の鎚(つち)を投げ出して...
吉川英治 「山浦清麿」
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