...ただよそよそしい激励だけの手紙を送った...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...へんに真面目なよそよそしい顔になって...
太宰治 「おしゃれ童子」
...少しよそよそしい口調だった...
太宰治 「故郷」
...よそよそしいという程でもないが...
太宰治 「惜別」
...よそよそしい態度を崩(くず)さなかった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...両親に劣らずよそよそしい態度だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...死ぬ時には誰も苦にすると見えますね」と寒月君がよそよそしい格言をのべる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...今のままのよそよそしい生活に堪えていようという気力がなくなったのではなく...
堀辰雄 「菜穂子」
...源氏はよそよそしい扱いをされることに不平であったが自分をおさえながらただの話をしている時に兵部卿(ひょうぶきょう)の宮がおいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...よそよそしい態度をおとりになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まだきわめてよそよそしいお取り扱いを受けておりますことで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんなおりのひとびとの顔には一種よそよそしいような...
矢田津世子 「凍雲」
...よそよそしい顔をして去っていった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...再びよそよそしい調子があらわれてきた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...急によそよそしい風をするのかますます分らなくなって来て...
横光利一 「馬車」
...よそよそしい女の返辞が奥の方でするばかりで...
吉川英治 「江戸三国志」
...どことなくよそよそしい佐々木にすぎない...
吉川英治 「私本太平記」
...王倫の態度はどこかよそよそしい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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