...そのような集積によってわれわれははじめて天上によじることをのぞみうるであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...蔓(つる)にすがって絶壁をよじるような思いをしなければならなかった...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...飛行機に似た爆音がするとギョッと身をよじるみなの気配のなかに動かぬ影となってゆくものがまたもふえ...
峠三吉 「原爆詩集」
...黙って聞いている彼の腸(はらわた)をよじるようであった...
原民喜 「永遠のみどり」
... みを よじるほど わらったとかで...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...自嘲に身をよじる...
宮本百合子 「観念性と抒情性」
...私のなかの生きものが身をよじる話なんかしてはいけないのだ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...中腰になって上背をよじるようにして手早く縒り合わせていく...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...崖の地表もまた這いよじる兵の色で塗りつぶされた...
吉川英治 「私本太平記」
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