...いとよしとするにやあらむ...
上田敏 「月」
...あの煙突は」「試作(しさく)の毒瓦斯が空高く飛び去るためだ」「毒瓦斯は元来空気より重きをよしとするのでありまするぞ...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...自分でよしとする兵器の寸法や性質について...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...五穀(ごこく)に交(まじ)へ喰(くら)ふをよしとする事(こと)...
關寛 「養生心得草」
...ウルティムス号が間に合ったからよしとするか...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...それをよしとするところの幕府の方針といつたものがあつたのではなからうか? もちろんそれは通詞といふ職制度と一見矛盾する...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...何人も健康をよしとする意味に於て...
戸坂潤 「思想としての文学」
...それでよしとするさ...
夏目漱石 「虞美人草」
...生揚げ牛蒡煮をよしとする...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...遙かに下界から仰ぎ見るをよしとする...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...マアかつえない日々をよしとする気分におかれているようになるということは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...且ところの流にて取りたるをよしとするものなるに...
森鴎外 「みちの記」
...私はわざと手前勝手にふるまうのをよしとする性質だが...
山川方夫 「演技の果て」
...――まあ上がらんか」「交友は水の如く淡々たるをよしとする――と誰やら云った...
吉川英治 「鬼」
...即刻東上をよしとする意見とが二つにあったものとみえる...
吉川英治 「私本太平記」
...計(はかり)は密なるをもってよしとする...
吉川英治 「新書太閤記」
...現状維持をよしとするような意見をのべた...
吉川英治 「新書太閤記」
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