...本來發動せぬをよしとする行動である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...ビゼーはまだよしとするもワグナーまでハーモニカで吹きこなすには...
石川欣一 「比島投降記」
...あの煙突は」「試作(しさく)の毒瓦斯が空高く飛び去るためだ」「毒瓦斯は元来空気より重きをよしとするのでありまするぞ...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...理性のよしとするものを実行することが出来ないのは...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...ウルティムス号が間に合ったからよしとするか...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...それをよしとするところの幕府の方針といつたものがあつたのではなからうか? もちろんそれは通詞といふ職制度と一見矛盾する...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...何人も健康をよしとする意味に於て...
戸坂潤 「思想としての文学」
...従来通りでよしとするもの僅か五十通...
戸坂潤 「社会時評」
...親指の腹は赤裸なるをもってよしとする...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...中には軍隊のそれにも劣らない厳重苛酷な態度をよしとするものもあれば...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...苦しさをも快よしとするような高く翔ぶ味でなく現れるのですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...マアかつえない日々をよしとする気分におかれているようになるということは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...――まあ上がらんか」「交友は水の如く淡々たるをよしとする――と誰やら云った...
吉川英治 「鬼」
...楊儀の下に従うことなどは魏延はいさぎよしとする所ではない...
吉川英治 「三国志」
...ただ盲目的な追撃を誇ってよしとするのではなく...
吉川英治 「私本太平記」
...即刻東上をよしとする意見とが二つにあったものとみえる...
吉川英治 「私本太平記」
...それの如くでよしとするような考えを致すなれば...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??