...三日でも四日でもよく考えるんだ...
海野十三 「透明猫」
...なるほど、よく考えると、わかる...
海野十三 「四次元漂流」
...よく考えるか、悪く考えるか、シッカリよく考えるか、よい加減に考えるか、はともかく、人間である以上、それはなにか、それはどういうわけで、それはどうして、などと考えることはむしろ当然です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...よく考えるとこの意味での対象でなければならぬわけで...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...だが彼は近頃よく考えるそうである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...だが、よく考えると、顛覆したのは軍用列車でもなければ貨物列車でもなかったから、例の広田外相の論拠によると、恐らく之は例のソヴィエトの魔手という奴ではないかも知れない...
戸坂潤 「社会時評」
...けれどもなおよく考えると...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...隣人のことを本当によく考える者である...
豊島与志雄 「バラック居住者への言葉」
...兄さんは何でもよく考える性質(たち)だから……」「考えるだけで誰が宗教心に近づける...
夏目漱石 「行人」
...よく考えると何にもないのに...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...よく考えるがよかろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこんとこをよく考えるんだな」男はそれ以上言わず...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...よく考えるとそれは...
本庄陸男 「石狩川」
...油虫ごとき害虫も家に留むれば福を齎すというはよく考えると一理あり...
南方熊楠 「十二支考」
...しかしよく考えるとその金で網をつくろう麻糸を買わなければならぬので...
室生犀星 「不思議な魚」
...自分の運不運をよく考えるんだな...
山本周五郎 「さぶ」
...損得もよく考えるたちだからな」――果たして...
吉川英治 「新書太閤記」
...山木家へ輿入(こしい)れの夜から今日まで、こういうふうに、事の運んで来たのも、よく考えると、わたくしの勇気というより、何だか、父の目企(もくろ)んでいた通りの道を、父に庇(かば)われながら歩いて来たような心地のするくらいです...
吉川英治 「源頼朝」
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