...いよいよクイーン・メリー号を海上へ返還(へんかん)する時刻とはなった...
海野十三 「海底大陸」
...君はいよいよ本物になったのだろうけど...
大杉栄 「獄中記」
...道中膝栗毛だからまだよいが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...二月になればいよいよ私の祝言を挙げなければなりませんでした...
橘外男 「蒲団」
...自分達姉妹のうちで一番と云ってもよいくらい優しいところのある姉を...
谷崎潤一郎 「細雪」
...宵(よい)のうちから私が疲れたといって...
近松秋江 「黒髪」
...肉附はよいが小柄に見える...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...いよいよ戸を押し破ったなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよ師匠は身体を持て扱っているらしく...
正岡容 「小説 圓朝」
...かえってくだものの方に入れてもよいものであろう...
正岡子規 「くだもの」
...今宵(こよい)のお身はまことに美しかった...
室生犀星 「津の国人」
...一日を中断しない方がずっと都合がよい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...歴史を更になおよい歴史に進めてゆくことであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...別にこれを願いごとまたは禰宜事(ねぎごと)と解してもよいような感覚がなお残っていて...
柳田国男 「こども風土記」
...別にそれぞれの理由が隠れて存するものと見てよい...
柳田国男 「こども風土記」
...「こよいはこの寺へ泊るから...
吉川英治 「三国志」
...よいか、台所で働けよ」「ありがとう存じます」「台所方は、雄々しゅう、槍先の功名もならぬところじゃが、戦場の華々(はなばな)しい場所よりは、わけて大事な陰(かげ)の守りぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...「北条どのがそうご承諾なれば、幸い、自分が参っているうちに、二人の目出度い姿を見て都へもどりたいが」と、行家が重ねていうと、「それはよい...
吉川英治 「源頼朝」
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