...――ゆれるぶらんこ...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...波のうねりに船体がぐーっとゆれるのに気がついたからである...
海野十三 「海底大陸」
...風にゆれるようなかっこうであった...
海野十三 「火星兵団」
...ゆれるだけでなく...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...ぶらんこのようにゆれるので...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...それが玄関の灯影にうつってチラチラとゆれるものすごさは...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...燈明(とうみょう)の灯(ひ)がゆるくゆれると...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...酒だるはゆれるたびに...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...人々は強い風にゆれる麦を掴んでは鎌を入れる...
橋本多佳子 「麦刈」
...青テルの人魂(ひとだま)が燃えゆれる――「かあいやそなたは迷うたナァ」と真打(しんう)ちの一蝶親方が舞台がかりでいうと...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...青葉の影がゆれる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...内に映つた椎の葉影が微風にゆれる...
北條民雄 「童貞記」
...わらい声が風にゆれる高い葉の中に舞い上がった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...障子を開(あ)けりやびつくりしたか小鳥は飛(と)んで小枝がゆれるこまかくゆれる...
水谷まさる 「歌時計」
...ゆれるかい...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...鹿どもの風にゆれる草穂(くさぼ)のような気もちが...
宮沢賢治 「鹿踊りのはじまり」
...ことに町家の屋根の上から覗いている木のゆれるのが...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...細い絶入りそうなカンテラのゆれる灯影(ほかげ)を頼りに...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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