...南柯夢(なんかのゆめ)を書き...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...とんと竹久夢二(たけひさゆめじ)君の画中の人物が抜け出したようだ...
芥川龍之介 「葱」
...夢(ゆめ)にも思わなかったことでしょう...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...僕は今ゆめの中で花がいっぱい咲いた春の野原をとびまわって遊んでいたのだ...
海野十三 「一坪館」
...用意の綿入にもしのぎかねて終夜(よもすがら)焼火にあたりて夢(ゆめ)もむすばず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...床(ゆか)の上(うへ)に網(あみ)に似(に)たる如(ごと)き墨畫(すみゑ)を夢(ゆめ)のやうに浮出(うきだ)したのは...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...御米(およね)は決(けつ)して夢(ゆめ)でないと主張(しゆちやう)した...
夏目漱石 「門」
...妻(さい)を娶(めと)るを夢(ゆめ)みず...
新渡戸稲造 「自警録」
...いつぞは正氣(しやうき)に復(かへ)りて夢(ゆめ)のさめたる如(ごと)く...
樋口一葉 「うつせみ」
...恁(こんな)奇妙(きめう)な夢(ゆめ)を見(み)てよ!』と云(い)つて愛(あい)ちやんは...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...ゆめゆめ彼らを信ずべからず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いままでそんなことは夢(ゆめ)にも考えたことがありませんでした...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...大阪の小野氏に此(この)船中にて初(しよ)対面を遂げんとはゆめ思はざりしことに候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ゆめ、軽々しく、動かないことです...
吉川英治 「三国志」
...凶夢――そして夢占(ゆめうら)などもおこなわれていた...
吉川英治 「私本太平記」
...夢(ゆめ)のようであるらしい...
吉川英治 「神州天馬侠」
...謀略の平和、偽装の平和などと、ゆめ、罵(ののし)っては相成るまい」いつかみな、面(おもて)を伏せて、たれひとり、家康の顔を見ている者もなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...うめの花はつはつ咲けるきさらぎはものぞおちゐぬわれのこころに梅の花さかり久しみ下褪(あ)せつ雪降りつまばかなしかるらむ梅の花褪するいたみて白雪の降れよと待つに雨降りにけりうめの花あせつつさきて如月(きさらぎ)はゆめのごとくになか過ぎにけりこれらはその次の集『朝の歌』に出てゐる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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