...もう肴(さかな)でも探してやる気か...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...いつまでお前はながめてるあれ――あのたよりなげな泣き声――海の声まであのやうにはやくかへれとしかつてゐるに何時まで其処にゐやる気か何がかなしいケエツブロウよ...
伊藤野枝 「東の渚」
...古版本をそのまま用いたのである」「それじゃいよいよそれがいいということを知ったらお前はやる気か...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...梶は脱ぎかけたシャツをまた着直して、「やる気か、おい...
太宰治 「正義と微笑」
...苦しくもやる気か...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...「ほんとうにやる気かしら?」庸三はそんな気もしたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...それから藤尾さんをくれるかくれないか判然(はっきり)談判して来るつもりです」「御前一人でやる気かね」「ええ...
夏目漱石 「虞美人草」
...どう云う方面の研究をやる気かと尋ねられるとはなはだ迷(まご)ついてしまう...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...「やる気か!」と唸つて和尚が衣の肌を脱いだ時には...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...ほんとにやる気か」「やる気だやる気だ...
正岡容 「圓太郎馬車」
...栄二のすることを暫く見ていたらしく、そっと近づいて来ると、それでやる気か、と問いかけた...
山本周五郎 「さぶ」
...――やる気か...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...やる気か」「おらあ...
吉川英治 「脚」
...良縁があれば嫁にでもやる気か」何事かと思えば...
吉川英治 「黒田如水」
...なおやる気か」「かっ...
吉川英治 「私本太平記」
...ついかような所まで歩いて参りましたわけです」「町役をよんで茶をやる気か? ……...
吉川英治 「新書太閤記」
...どこで茶会などやる気かと疑われた...
吉川英治 「新書太閤記」
...千人に頒(わ)けてやる気か」「一人に菩提(ぼだい)の胚子(たね)をおろせば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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