...かつまた民族性が大きな力をなして戦の内に和歌のやりとりとなったり...
石原莞爾 「戦争史大観」
...水の中で命のやりとりの大芝居をして帰ったのが亥(い)の刻過ぎたというから十時である...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...少時いささか険のあるやりとりがあって...
梅崎春生 「狂い凧」
...互にそれを知らせ合つて詩のやりとりをしてゐることだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...盃のやりとりにまで進んでいったようであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...羽目の間から物のやりとりや...
中里介山 「大菩薩峠」
...会話のやりとりをしているうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...覚束(おぼつか)ないなりの英語のやりとりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後(ご)三人の間に起った談話の遣取(やりとり)とが...
夏目漱石 「明暗」
...やりとりする簡略な言葉に過ぎなかった...
夏目漱石 「門」
...会話のやりとりをさせたら...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...プレゼントのやりとりをしたのだった...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...そこに來る同年輩のアメリカ人の娘と私は盛んなる手紙のやりとりをするやうになつて...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...電光に似たやりとりがうまれたのだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...もう少しよく見るとそれが反対で碁石などを使わずジカに紙幣でやりとりするらしく...
三好十郎 「冒した者」
...モラルですよ」バンド・マンたちの気がるな漫才じみたやりとりといえばそれまでだが...
山川方夫 「その一年」
...さいぜんからおなじ問題がやりとりされていたものとみえて...
山本周五郎 「日本婦道記」
...口あたりのいい辞令や杯のやりとりを...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??