...清さんとの間の手紙のやりとりの仲介をしているらしいな」俺が探りを入れると...
高見順 「いやな感じ」
...必ずそこに大きな愛のやりとりがいる...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...窓を通じて内外に恋のやりとりがあるんだが...
谷譲次 「踊る地平線」
...三人立って門内の露人の幼児と何か言葉のやりとりをしていると...
寺田寅彦 「札幌まで」
...盃をやりとりしていた新来の二人連れから...
豊島与志雄 「変る」
...猫の仔一匹やりとりするのでも……...
豊島与志雄 「子を奪う」
...それにふさわしいしっとりした言葉のやりとりが...
豊島与志雄 「山上湖」
...手紙のやりとりは気合でゆくべきものだとの話になりました...
豊島与志雄 「土地に還る」
...上部(うわべ)にあらわれた言葉のやりとりはただこれだけに過ぎなかった...
夏目漱石 「行人」
...後には直接やりとりができるようになった...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...ベケットはエベットを相手にしてさかんに盃のやりとりをし...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...僕等は可成りながい間手紙のやりとりが頻繁な仲を保つてゐる...
牧野信一 「エハガキの激賞文」
...殆ど友達などとも手紙のやりとりなどはしないらしく(夥しい悪筆である為か)彼は若い娘といふと凝つた封筒や紙箋を想ふのであつたが...
牧野信一 「小川の流れ」
...ほんとうに長兵衛との長いやりとりの間「なに宜しゅうございます」と「往らして下さいまし」とは何べんこの男の口から繰り返されることだろう...
正岡容 「我が圓朝研究」
...二人が盃のやりとりしてゐる前に坐つて酌をし...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...五杯の盃をやりとりする雑談の間に察して...
吉川英治 「江戸三国志」
...二の戦場のやりとりを致してみれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...それと妥協しそれと音物(いんもつ)のやりとりすることを...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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