...恩威併行の適切なる方策により輝かしき成果を挙げている...
石原莞爾 「戦争史大観」
...その政策の適切なる...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...この問題について適切なるアイデアを本連盟へ提供せられんことを...
海野十三 「地球発狂事件」
...その結果としてこれを改める適切な方法をも案出することができるようになるであろう...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...人事もし主人が適切なる人事を行うことが出来なければ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...試みに「春雨」「五月雨(さみだれ)」「しぐれ」の適切な訳語を外国語に求めるとしたら相応な困惑を経験するであろうと思われる...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...帝國議會に建議案提出の有効適切なことを説いて...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...誠に適切な批判によって私の頭を推進せしめて呉れた人は前者である...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...本当を云うとあまり適切なものとは思われない...
戸坂潤 「読書法」
...これ程適切なものを見ない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...また訳する言葉がわからなければ適切な翻訳ができぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...この上もない適切な言葉で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...カフカ文学を文学の問題として考えようとするすこぶる適切な再反省として受け取ることができるように思われる...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...脚色は意に適切ならんことを要す...
二葉亭四迷 「小説総論」
...されどこもその歌がその場合に適切なるがために多く感じたるにやあらん...
正岡子規 「人々に答ふ」
...息子にむかって適切な忠告や...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...それにたいして適切な答えを出せるような立場にはいないので...
三好十郎 「アメリカ人に問う」
...これが適切なる教訓譚として人望を博したことは...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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