...その結果としてこれを改める適切な方法をも案出することができるようになるであろう...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...一週のおわりの休息の日に――日曜日はわるく過ごされた一週間の適切な結末であって新しい週の新鮮な...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その力を支那人の実生活に利益を与える事業の上に実現させてゆくのが最も適切な方法であり...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...あるいは他にもっと適切な理由があるのかもしれない...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...そういう範疇(はんちゅう)の適切なる一例として見らるるという点に興味があるであろう...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...国語教育に最も有効適切な足場を提供するであらう...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...その限りヒューマニズムはより適切なより眼界の広い行動主義の新装だと云わねばならぬ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...極めて適切なことであるばかりでなく...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...或は頓馬な或は適切な茶々を入れていった...
豊島与志雄 「反抗」
...それでなければ一般欧洲人に適切な道徳を呑み込ましてゐる...
夏目漱石 「それから」
...それをもっと適切な言葉で云い現わすと...
夏目漱石 「明暗」
...この場合最も適切な響きを持つ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...残りの面の数と比べて適切な割合(等分)と同じである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...こは下(しも)七五の主観的形容が桜に適切ならぬためことさらめきて厭味を生ずるなり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...虚榮の適切な處理法を發見し得るであらう...
三木清 「人生論ノート」
...母心の適切な批評をしてくれます...
宮城道雄 「心の調べ」
...文庫本ね、適当なときに、適切なもので、ずっと「文学史」について云われていた諸点、自分でもいろいろと考えていた諸点はっきりして、確信がついて、何とうれしい気持でしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...食い止まるものなら止めてみろ」走っているというよりは槍を舞わして踊ッて行くといった方が適切な彼の姿だった...
吉川英治 「松のや露八」
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