...適切なのではなかろうかと考えて居る...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...進化論の最も適切なる...
種田山頭火 「夜長ノート」
...さうならそれでもつと適切な事実がありさうなものである...
田山録弥 「三月の創作」
...あるいは適切な薬品を選んだ場合を想像してみると...
寺田寅彦 「柿の種」
...より多く適切な形式を発見するということは...
寺田寅彦 「柿の種」
...試みに「春雨」「五月雨(さみだれ)」「しぐれ」の適切な訳語を外国語に求めるとしたら相応な困惑を経験するであろうと思われる...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...そういう見方の適切なことを実証するのに好都合な一例と見ることも出来る...
寺田寅彦 「山中常盤双紙」
...国語の有効適切な教授方法は...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...巧まずして適切な形容になっており...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...悪口に対し弁護するよりもまだまだ適切な用途が多くあると思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...最も適切な使用法に服していたというべきなのである」増殖性炎衝とは...
久生十蘭 「泡沫の記」
...適切な区別と分離によって...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...十字架の難に逢つて居るとはいかにも適切な言ひ廻しであるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...また「人皆知りぬ」も適切な言葉であると受け取れる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...適切な例を取れば...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...欧米各国の家庭を取調べてその長処を採(と)りまた我邦の国情を考えて最も適切な家庭教育の方案を定めるのだから大原君の責任は非常に大きい代りにその名誉もまた大きなものだ...
村井弦斎 「食道楽」
...それがいかにも適切な名のようにも感じていた...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...実物は適切な保管を講じておくがよいと思う...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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