...それが膏肓にはいってやりっぱなしになり...
内山完造 「魯迅さん」
...あのすばらしい生命誕生の研究をやりっぱなしにして...
海野十三 「金属人間」
...……ローザの容赦ない眼に映じたザビーネは、怠惰で、やりっぱなしで、利己的で、だれにも構わず、家のことも子供のこともまた何にも気を止めず、自分の身だけをかわいがり、生きてるのもただ、眠ったりぶらついたりなんにもしないでいるためばかりだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それにしても……」蒲団は敷きっぱなしであるし、机の上はと見れば、自分の註文の仕事が、やりっぱなしで、紙が辛うじて文鎮の先に食留められている...
中里介山 「大菩薩峠」
...地形(じぎょう)とのやりっぱなしで荒(すさ)みきっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...髪をやりっぱなしにし...
久生十蘭 「あなたも私も」
...米作りの仕事もやりっぱなしになり...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...やりっぱなしに散財しよう...
火野葦平 「花と龍」
...水道工事の跡がやりっぱなしで...
火野葦平 「花と龍」
...会計その他も今のようなやりっぱなしでは困るし...
火野葦平 「糞尿譚」
...便所なんかやりっぱなしの家など...
火野葦平 「糞尿譚」
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