...塩吹面舞(ひょっとこまい)と言うのをやりたがる...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...予は間(ま)がな隙(すき)がな向不見(むかふみず)の痛快な事許りやりたがる...
石川啄木 「悲しき思出」
...ただ若いものらが多勢でやりたがるからこれに故障を言わないまでのことだ...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...どうして彼はそんなに葬式をやりたがるのだろうと...
梅崎春生 「狂い凧」
...これでは百成綾子もピー屋をやりたがるわけだし...
高見順 「いやな感じ」
...これは将棋のひとり天狗(てんぐ)のよくやりたがる作法である...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...お上の胆煎りで自分達が独り立ちでやれることなら何でも好んでやりたがる...
戸坂潤 「思想動員論」
...オリヴィエが自分らと異なったことをやりたがるのを許し得なかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しばしば女がやりたがるあの過ち...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...似非(えせ)茶人や似非通人のよくやりたがることであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...むしろ大いに好んで競争をやりたがる...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰も好んで墓場の「穴掘り」をやりたがるものはなかろうけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...一ぱいやりたがる男が一人いる...
中里介山 「山道」
...よくない金儲けばかりやりたがる山の宿の喜三郎で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まともなものをやりたがる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いやに大切をとって何遍もやりたがるので困る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それらの人々は落ちついて土地を開拓するよりも何か冒険的なことをやりたがる連中であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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