...図案科ばかりでなくて、各科にやらせる...
板谷波山 「美術学校時代の岡倉先生」
...思ひ通りの贅澤はやらせることが出來なかつた代り...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...婦人の修学はかなりまで自由にやらせる事に異議はないようだが...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...その奉天の店をやらせる女を...
豊島与志雄 「変る」
...勳功があるからと言つて政治の事を知らない武人などに政治をやらせるのは大いなる間違である...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...大ビラにやらせる世の中じゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見物に小銭で食物をやらせるのばかりが商業でなく...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...バルナバスに侮辱された使者の仕事をやらせる以上に自然なことがあるでしょうか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...その上でやらせるのだが喧嘩の前に相当長い前芸がある...
久生十蘭 「だいこん」
...あれ一人にやらせるわけにもいくまいから...
久生十蘭 「肌色の月」
...無理にやらせることは出来ないでしょう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...徳川夢声の紹介状を持って、指圧治療法の浪越といふ人が来たから、早速やらせる、一時間余りやって、参円とられたのは参った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...山下の「恋と十手と巾着切」をやらせるとのことをきいた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一座の者だけでやらせることに定めた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「大放送」は三益のとこを高杉と藤田に分けてやらせる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...おまけに男女双方から取るのだから一会見やらせると十円になるわけである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...一切の世話と取締をやらせる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...さていよいよ宗論をやらせるについて...
和辻哲郎 「鎖国」
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