...何(なに)やらすべてがたよりなく...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...これでどうやらすこし火星人に似て来たぞ...
海野十三 「火星探険」
...佐伯船長もどうしてよいやらすくなからず困った...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...みんなにできるだけ望みの専門学校をやらすつもりだから...
大杉栄 「獄中消息」
...皆なしてやらすようにしたんです」おひろはお絹に当てつけるように言うのであった...
徳田秋声 「挿話」
...ドウやらすると菫(すみれ)の一輪...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...もう一つは櫛(くし)やらすき毛やら少し汚ならしく詰め込んで男が見て氣持の良いものではありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...真ちゅうの香炉(こうろ)にくやらす...
長谷川時雨 「西川小りん」
...石黒大尉はどうやらすこしずつ狂いかけているようで...
久生十蘭 「ノア」
...何やらすこぶる煩悶の体(てい)に見えるのは...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...それでもどうやらすこしずつもちなおし...
久生十蘭 「ハムレット」
...飛び降りるやらする時には...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...故に和算の教授には問題を出して自分でそれをやらすのであって...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...どうやらすでにその懸念があらわれはじめたように思われる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...武藤君にやらすがよい」「じゃ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...そのまま藤夜叉の生い立ちやらすがたが見えるようだった...
吉川英治 「私本太平記」
...其(その)上へ胡座(ござ)を敷(しく)やらおもちやの茶道具を運ぶやらすつかり来客の仕度をして待つて居り升た...
若松賤子 「黄金機会」
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