...利根の鉄橋を越えて行くに夏蕎麦(そば)をつくる畑干瓢(かんぴょう)をつくる畑などあれば埼玉や古河のあたりの夏蕎麥のなつみこめやもおほに思はゞ麥わらをしける廣畑瓜の畑葉かげに瓜のこゝたく見ゆるなど口ずさむ...
伊藤左千夫 「滝見の旅」
...法律上にもいよいよ※(やもお)になった厚い唇の久(ひさ)さんは真白い頭をして...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「俺(お)らそれから五百匁(ひやくめ)位(ぐれえ)な軍鷄雜種(しやもおとし)一羽(ぱ)引(ひ)つ縊(くゝ)つて一遍(ぺん)に食(く)つちまつたな...
長塚節 「土」
...それは何時(いつ)ぞやもお咄(はなし)したとおり...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...「ズルさんかい? こんやもおでかけかね?」と...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...忠左衛門夫婦にはいやもおうも云うひまがなかった...
山本周五郎 「桑の木物語」
...いやもおうもなく江戸に残されてしまった...
山本周五郎 「桑の木物語」
...婆やもお女中もゐない家庭なので...
吉川英治 「折々の記」
...いやもおうもありゃあしない...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??