...彼女の舌はやむことなく動き...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...僕等はやむを得ず船ばたに立ち...
芥川龍之介 「本所両国」
...此処しばらくはやむを得ませんとつい弱さうな事も云はなければなりません...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一三年六月号)」
...本船は今、難破もしかねないような吹雪の中に、やむをえず、ぐんぐん流されていくのだ...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...やむなく出家いたしまする...
太宰治 「右大臣実朝」
...むしやむしや食べる...
種田山頭火 「行乞記」
...時に勉めて時にやむ神工助け働けり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...お松としてはそうとれたのもやむを得ませんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...座敷の微震がやむまでは茫然(ぼうぜん)としていた三四郎は...
夏目漱石 「三四郎」
...文明の功能はわずかに一場の戦争をもってやむべきものにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...止(やむ)を得ないから...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...そんなにも尊い地位におかれたことを心ひそかにくやむであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そしてお饒舌りはなおやむけしきがない...
山本周五郎 「山彦乙女」
...そんな時やむを得ない用事などを訊いてくると...
吉川英治 「くせ」
...「やむを得まい! どう考えてみたところで」「えっ...
吉川英治 「三国志」
...――やや風がやむと共に...
吉川英治 「親鸞」
...喚(おめ)きや雑音の騒動がハタとやむと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「やむを得ん」「…………」「もっと...
吉川英治 「松のや露八」
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