...が、老紳士は容易に、笑いやまない...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...人を不安に引き入れねばやまないような...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...獲物は房一の手の中で強くビクビクと動きやまない...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...援助を切望してやまない...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...ひもじくなつて足も疲れてきたのに岬ははるかむかふにみえて波の音はいくらいつてもやまない...
中勘助 「銀の匙」
...何故(なにゆえ)にかくもわれわれに働きかけてやまないか...
野村胡堂 「楽聖物語」
...けれども私はそれは彼女の姉達(きょうだい)の見あやまりではなかろうかと思ってやまないのである...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...恐らく一般探偵小説の一歩前進を期待してやまない...
平林初之輔 「『心理試験』を読む」
...深い深い人間叡智と諸情感の動いてやまない美を予感する...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第九巻)」
...こんなことがこれからもずっと続いてやまないものなら...
横光利一 「旅愁」
...……雨はやまない...
吉川英治 「大岡越前」
...寢ても起きても愛用してやまない日常の着ものなどの見方は...
吉川英治 「折々の記」
...牛金の来訪は依然やまない...
吉川英治 「三国志」
...たぶんに感情を研(と)いでやまない...
吉川英治 「私本太平記」
...まるで酔ったように謳(うた)い囃(はや)してやまないほどだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ひとりなにやら惜嘆してやまない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...このかしましさがやまないのである...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そして白い手の暴力はやまないのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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