...そして千手観音(せんじゅかんのん)も及ばないような仕事を一時にやってのけるなんて……」「イヤそれより恐ろしいのは...
海野十三 「地獄街道」
...彼は誰にもやれない離れ業を呀(あ)ッという間に見事にやってのけるたちだった...
海野十三 「蠅男」
...こんなにやすやすとやってのけるのですからね...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...彼は神聖な集会の場所で必要もないのに神聖を冒涜するような言動を自発的にやってのける...
戸坂潤 「思想としての文学」
...愚にもつかん厭がらせでもなんでもどしどしとやってのけるようになるんですし...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...勇敢にさっとやってのける...
豊島与志雄 「太宰治との一日」
...夢にみたことを現実にやってのけること...
豊島与志雄 「復讐」
...然るに独俳優に於けるや西洋物時代物世話物何でもやってのけるものを見て看客此を名人となし新しき芸術家となす...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...こんな女は何んか思い付いたら大変な事をやってのけるのではあるまいかと思わせます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それほどの悪企みをやってのける人間が...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...どんなにも無造作にやってのけることが出来るのです...
久生十蘭 「金狼」
...それによって惹起される厄介な国際問題を覚悟するのでなければやってのける訳にはゆかぬ...
久生十蘭 「魔都」
...あの頓馬な笠原がそこまでの芸当をやってのけるかどうか...
久生十蘭 「雪間」
...こういうむずかしい離れわざをうまくやってのけるには...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...いざとなればやってのけるだけの力さえあるならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...少なくとも甲斐はやってのけるに相違ない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...必ずやってのける...
山本周五郎 「山彦乙女」
...相当あくどいこともやってのける...
吉川英治 「私本太平記」
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