...そのうち新教宗に費やせるもの三百九十二万八千八百八十三マルク...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...昔「痩馬(やせうま)の吉(きち)」と名乗って売り出してから...
海野十三 「白蛇の死」
...後(のち)に野戦(やせん)病院で大手術をうけましたが...
海野十三 「爬虫館事件」
...ひどくやせたように見えます...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...二十弗の方を戴きやせう...
薄田泣菫 「茶話」
...やせた少女の姿が見えた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「嫁入り支度」
...やせてはいるがごく強い...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ちょっとも怖れやせんけどな...
中里介山 「大菩薩峠」
...三月の午後雪解けの土堤っ原で子供らが蕗のとうを摘んでいるやせこけたくびすじ血の気のない頬の色ざるの中を覗き込んで淋しそうに微笑んだ少女の横顔のいたいたしさおお...
長沢佑 「蕗のとうを摘む子供等」
...やせさらぼうて生きてゐた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...ぽんぽち米(まい)を食つてゐた痩侍(やせざむらひ)の膏を吸つたのだ...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...八穂 じゃんじゃん燃やせ...
久生十蘭 「喪服」
...その瘠我慢(やせがまん)こそ帝室(ていしつ)の重きを成したる由縁(ゆえん)なれ...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...芳も私も帶を解きやせんでしたからねえ...
水野仙子 「四十餘日」
...金吾さん(登って行く)香川 (まだ寮歌をハミングで歌っていたのがフッとやめて)やせがまんはよせよ...
三好十郎 「樹氷」
...おらはやせてゐる...
室生犀星 「命」
...大臣にまみえもやせんと思へばならん...
森鴎外 「舞姫」
...あれがいつまでもわしのことを気懸りに思っていやせぬかということじゃった...
山本周五郎 「麦藁帽子」
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