...春日(かすが)の御社(おやしろ)に仕えて居りますある禰宜(ねぎ)の一人娘で...
芥川龍之介 「竜」
...ただ外国(がいこく)には産土(うぶすな)の社(やしろ)がないまでのことじゃ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...今日迄三晩共社(やしろ)に泊つて來たんです...
石川啄木 「葉書」
...三輪山(みわやま)のお社(やしろ)にはいって止まっていました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...鎮守の社(やしろ)の広場には...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...出て間もない銀子はある時これも政友系の代議士八代(やしろ)と...
徳田秋声 「縮図」
...第六天の社(やしろ)の少し手前のところの路傍に...
中里介山 「大菩薩峠」
...このお社(やしろ)に御出張(おでばり)でございますか?」「いや...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「社殿(やしろ)のわきのところまでくると...
水野葉舟 「北国の人」
...入道は大事がって年に二度ずつ娘を住吉(すみよし)の社(やしろ)へ参詣(さんけい)させて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お前さんはエゲエの社(やしろ)でお祭りのある時に...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...前海相八代(やしろ)氏の実兄尾藩磅(はうはく)隊士松山義根(よしね)を経て...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...つぎにその繩を氏神(うじがみ)さんの社(やしろ)に引き...
柳田国男 「母の手毬歌」
...宮殿(きゅうでん)や神のお社(やしろ)でさえも...
柳田国男 「母の手毬歌」
...「この屋代(やしろ)の者で名はお秋といいます...
山本周五郎 「日本婦道記」
...市女笠の女はどこへ行きましたか」「建部(たけべ)の社(やしろ)に知り人がいるとかで...
吉川英治 「私本太平記」
...社(やしろ)の廻廊(かいろう)にたって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...平家の氏(うじ)ノ社(やしろ)であり...
吉川英治 「随筆 新平家」
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