...又(また)おやさしい慰(なぐさ)めのお言葉(ことば)やらを戴(いただ)きました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...いつものとおりのやさしい顔をこちらに向けて...
有島武郎 「一房の葡萄」
...正しいことだと悟る時が来ます」明智はやさしい口調で...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...と思つたほどやさしい口調で言つてゐた...
太宰治 「火の鳥」
...彼の胸底には、武将としての野心の外に、そう云うものとは甚だ縁の遠い、甘い、やさしい、綿々たる恋情が潜(ひそ)んでいたであろう...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...貪慾そうな彼の口から出るばかにやさしい細い声が...
豊島与志雄 「死の前後」
...星のやさしい深い光が現われるように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフはジャックリーヌのやさしい態度を見てとった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ごくやさしい身振りでそれを押し止めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...男はこの穏和なやさしい光景の前にしばらくうっとりと立っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...やさしい容貌の男だったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」と魔女(まじょ)がやさしい声でいいました...
新美南吉 「巨男の話」
...情緒ややさしい気分なんてものは必要がないばかりでなく...
久生十蘭 「キャラコさん」
...大変うれしくやさしいと思うの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...従って皆さまのやさしい心配が...
柳田国男 「木綿以前の事」
...真に強くてやさしい武夫(もののふ)というものかと...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...生やさしい意志でやれる仕事でない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それから流れ出るやさしい心情とを基調としないものはない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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